数学と近年の検定ブームと国語とデジタルのお話。

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近年は検定ブーム。漢字検定を始めとしたメジャー検定を始め,ご当地検定まで現れつつあります。
『検定を取得しておけば,進学・就職に有利になる』という名目のもと,検定取得に躍起になっている感が見受けられるような気がします。
確かに読み書きの土台となる漢字検定,会計・経済の基本としての簿記検定など,検定自体は重要であると強く感じております。
しかしそれでいいのか?すなわち,検定を取るという結果のみ追って,その過程が軽視されているのではないか?という懸念を強く感じているのです。
もっと『勉強すること』の本質をしっかり持つべきではないのか,本当の土台の力をつけるべきではないのか,なんて思うのです。
知識を得るため,検定を取得するためには,自らが苦心して,繰り返して問題を解いて,時には一時挫折を味わいながら得るものと思います。楽に取得出来るほど,甘い世界ではありません。
そしてより早く得るためには,書物を読む読解力が必須能力であると,強く感じております。
私自身数学屋の立場として,数学の問題を解くに当たっての問題読解力が非常に低下しているな,なんて感じております。計算は出来るけど問題文は読めない,そんな人が多いな,なんていう印象です。
ここに関しては,数学と言うより国語のお話になることが多く,問題文読解の話に重視する展開になったりします。
また,デジタル機器の発達により,文章を表面的にしか読めず,文章の意味をしっかり理解していない人も非常に増えてきているな,なんて感じています。(自分自身も気をつけなくては,なのですが…)
もっとアナログに,しっかり読み書き出来るような漢字力→文章読解力をしっかりつけなくては,なんて思ったりします。私感ですが,文章読解力はあらゆる分野の基礎となる能力であると感じております。
そのためには数多くの文章に触れること,読書することなのですが,デジタル書籍だと目が疲れてしまって良くないのでは,なんて思うのですよね。で,目の疲れで読書を嫌ってしまう,なんてことが起こるのではないか,なんて思うのです。(自分自身,幼少期にもっと読書すれば,と後悔していたりします…)
デジタル機器は便利なのですが,目に悪いんですよね。子どもの頃からデジタル機器に触れさせすぎるのは,子どもの目の健康を考えても良くないのではないか,と思うのです。そして,健康を意識するあまり読まなくなってしまう,そんな危惧を感じてしまいます。(他にもデジタルの危険性は色々あると思いますが…)
とにかく,漢字力・文章読解力といった国語力はとても大事な能力なのではないか,なんて思います。
(補足)『国語力こそ大事』なんて話は,ある程度考えると行き着くような結論だと思います。ホントそう思います。

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