図書館は観光施設ではなく知の集積の場。

日曜日のこと。かなりビックリした発言が。
「図書館は観光施設である。」
この発言には本当に驚きました。信じられませんでした。
自分自身,図書館情報学を勉強したわけではないので,その点については素人ですが,少なくともこう習った覚えはあります。
「図書館は知の集積の場である。」
図書館は,今流行の書籍・雑誌を置いておけばいいものではないと思うのです。近年の書籍・雑誌も重要ですが,昔の書籍・雑誌・新聞などの情報を手にとって,それを読み,知識として取り入れる。これこそが図書館のあるべき姿だと思います。
だからこそ,図書館は書籍を多種取りそろえていて,雑誌・新聞も豊富なバックナンバーを置いているわけだと思うのです。
で,その考えがずれた考えではないことを確認すべく,市立図書館に行きました。
図書館に入ると,まさに静寂そのもの。実は持ち歩いていたバッグに,氷がわずかに入っていた水筒を入れてしまっておりまして,氷が水筒に当たるわずかな音でさえ気になるぐらいの静かさ。(ホント申し訳ない気持ちで一杯でした…。)無論学習室も静かな環境。勉強が捗るんだろうなという環境。これこそ,図書館のあるべき姿だと再認識しました。
書籍も多種揃えてはいるのですが,司書によりしっかり整理されており,ふらっと図書館に訪れた人でも「これ読みたいな」と思い借りることが出来る環境。蔵書整理は定期的に行わなければならないものであり,その作業は大変なものであることは,昔図書局の顧問をやっていたときに,司書さんの仕事を見ながら強く感じたことです。蔵書整理というメンテナンスは,一般図書館であれば週一のメンテナンス,学校図書館であれば休暇期間でのメンテナンス。これは必須事項であると思います。年中無休図書館では出来ないことだと思います。ましてや年中無休で9:00〜21:00の営業をしている図書館では,これは絶対無理でしょと思います。
「年中無休」聞こえはいいですが,弊害も多くあることは忘れてはならないことだと思います。
また,最近の書籍・雑誌を手に入れ,知を発見する使命は,書店にあると思います。ただ,昔の資料も手に入れることが出来るのは,図書館にしかない使命だと思います。そのためには図書館の書店化はあってはならないことだと思います。図書館と書店はしっかり切り離すべきだと強く思いました。

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