こんなデジタル全盛時代だからこそ,アナログでの教育が大切なのではないか?

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デジタル教育があらゆるところで話題になっております。通信教育は勿論,公教育もタブレットによるデジタル教育が盛んになってきております。

異業種(IT関連)の方と話をしていて

ここの懇親会での話でした。
SaCSS WordBench Sapporo , Late 2013に参加しまして。
懇親会の後半,デザイナーさんとの話の中でのことです。(ちなみに,4人テーブルで,男は私一人。女性3人は,WEBデザイナー2人と雑誌のデザイナー1人でした)
4人の共通認識としては

  • 電子書籍は読んだ感じがしない。
  • デジタルはどうしても斜め読みになってしまう。
  • デジタルは確かにスピード感はあるけど,深い理解に結びつかない。
  • 深い理解を求めるならば,やっぱり紙の本だよね。

そして,ITを生業にしている方ですら,デジタルに対してあまり良く思っていないことが分かりました。
「WEBはミスしてもすぐ直せる。(反面,ミスしやすい)」ですし,「雑誌のデザインの校正は,そのものを印刷して人の目でチェック。ミスすると損害額は非常に大きい(からミスは許されない)」とのことです。
私たちが古い人間なのかもしれませんが,異業種の方でも同じ思いであることは,大きな収穫でした。

デジタルのメリットとデメリット

だからといって,デジタルを全否定するわけではありません。
デジタル教育のメリットとして

  • 教員⇔生徒間の距離を限りなく0に近づけることが出来る。→いい講義をどこでも受講することが出来る。
  • 外に出る必要がないので,インフルエンザなどの伝染病に対して強い。
  • スピード感を付けることが出来る。
  • たくさんの本をタブレット1つに出来るので,重さが減る。

と言ったところでしょうか。デジタルにはデジタルの良さはあるかと思います。
ただ,デメリットとして,

  • 視力が安定しない初等・中等教育時において,ブルーライトを浴びせることは,視力低下の危険性をはらんでいる。
  • 斜め読みになりがちになるので,深い学びを提供することは難しい。
  • 意識してやらないと,五感を意識した教育が出来ない。(この点は指導者次第)

が挙げられます。
デジタルにはデジタルの良さがあるからこそ盛り上がっているものだと思います。
ただ,こんな時代だからこそ,学問の原点である「深い学び」が必要なのではないのか?そう思うのです。
「学び」というものが浅いものになってしまうのではないのか,だからこそアナログ回帰も必要なのではないのか?そう思うのです。

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