さて,推薦入試シーズンになってきました。今週末は,国公立大学の推薦入試のピークになっています。
推薦入試(AO入試もそれに近いものがあります)自体は,生徒の就学意欲の強さを確かめたり,表現力・論理力を確かめる上で有効な入試であるとは感じています。
進路指導をする立場としても,チャンスが1回増える上で有効と感じています。
しかし,基礎学力の判定を伴わない推薦入試・AO入試はいかがなものかと感じています。
そもそも,表現力・論理力は基礎学力があって初めて成り立つもの。生徒を指導していて,つくづく感じます。
文系の人にとっては「数学なんて・・・」,理系の人にとっては「古典なんて・・・」といったことを考えるものですが,あらゆる教科をしっかり勉強することによって,物事を多角的に捉えることが出来るものだと思います。そしてそれが表現力・論理力に結びつくものだと。
私自身もその点相当後悔しております。もっと英語・国語・倫理を勉強しておけばと,未だに思います(汗)
大学という高等教育機関は,高校までの基礎学力・表現力・論理力があって初めてその勉強のスタートラインに立てる機関であると,私は考えています。だからこそ,基礎学力を大切にして欲しいものです。
今日のクローズアップ現代「“内定がとれない” ~新・就職氷河期~」を見て思いました。 一般教養で幅広い知識をつけ,専門科目の勉強で知識を深め,ゼミを通じてプレゼンテーション能力を高めたからこそ,『大学生は就職に強い』と言われた所以だと。
推薦入試シーズン

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